「行政書士って何をする人なの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
行政書士は書類作成をするのが主な仕事ですが、「ITが発達した今なら、書類作成するのは自分でも簡単にできるのでは?」という疑問を持たれる方もいることでしょう。この記事では、そんな疑問に私自身の考えをお伝えします。
1. 「代書屋」から始まった行政書士
昔は行政書士は「代書屋」と呼ばれていました。(今でもそう呼ぶ人がいるかもしれません)
現在のようなインターネットが無く、パソコンやスマホも無かった時代は、許認可等のため官公署に提出する書類を作成する手続きについて情報を入手することが困難であり、書類も手書きで作成していました。
そのような時代は、手続きを熟知した行政書士が代わりに素早く正確な書類を作成して官公署に提出するということで、「代書屋」に大きな意義やニーズがあったと思います。
2. 行政書士の活躍の場はもう無い?
ところが今では、情報通信技術が発達し、パソコンやスマホで簡単に情報を入手することが出来ますし、官公署への許認可等の申請もインターネットを利用したオンラインで簡単にできるようになってきました。
また、最近では生成AIが普及してきており、生成AIを利用すれば必要な情報を集めてかなり複雑な文書を作成することもできるようになってきました。
もはや行政書士の存在意義は小さく、行政書士が活躍する場もいずれ無くなってしまうのでしょうか?
3. プロフェッショナルの意味とは
私はそうはならないと思っています。
「行政書士は書類作成のプロフェッショナル」という言葉は、単に書類を機械的に早く作成するということを意味しているのではないと考えているからです。
例えば、建設業許可において、許可を取得するための手続や要件は決められており、その手続通りに申請書を作成し、必要な資料を準備して申請すれば許可が得られることになっています。
しかしながら、実際に申請するとなると、事業者の皆様それぞれに事業形態、人員構成・経歴、財務状況などの実態は様々であり、その実態が法令に定められた要件を満たしているのか、またどのようにすれば要件が満たされていると言えるのかを考えて準備する必要があります。
最終的に許認可を決定するのは行政側の判断であり、生成AIでも対応することは難しい領域です。
これは建設業許可に限らず、在留申請など他の許認可申請でも同様です。
つまり、「書類作成のプロフェッショナル」とは実際には「各種申請の要件を正確に理解し、何をどのように証明する書類やエビデンス(証拠)が必要なのかを適切に判断し、必要な書類を的確に作成するプロフェッショナル」ということになります。
当事務所は「書類作成のプロフェッショナル」である行政書士として、様々な事業者様の未来や夢を実現するために、「書類作成」を通してサポートして参りたいと考えていますので、お気軽にお問い合わせください。
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